「・・・っ!」 壁際に追いやられて明楽の力では直哉を押し返せない。 文句を云おうにも直哉は間髪入れず明楽に口付けてくるのでそれも出来なかった。 手練手管では直哉の方が上である。大人なのだ。実際、明楽が想像するよりも直哉は遥かに『大人』であったが、今の明楽にそんなことを考える余裕がある筈も無い。何せ明楽はチェリーボーイだ。他人に触れられたのもキスされたのだってこの従兄が初めてなのだ。 初めて・・・そう。初めてだ。もう二度目だけど。それにしたってこういう行為の初めてが従兄だなんて悲しすぎる。 ( 冗談じゃない・・・! ) んんー!と明楽が声を漏らすが悲鳴は直哉の口に呑まれて仕舞って抗議のしようが無い。 その間にも直哉は明楽を追い詰めて、咥内の歯列の裏まで舐められた頃には明楽はくたくたになっていた。 「・・・っ、は、どーゆーつもりだよ・・・っ」 「どうもこうもこういうつもりだ」 こういうつもりだと云う直哉の行動に迷いは無い。 直哉はさっさと明楽のシャツを剥いで両腕を固定して仕舞った。 抵抗したいのに明楽の膝はがくがくとしていて今にも崩れ落ちそうだ。 「だからっ、なんでこーゆーことすんのさ・・・!」 明楽には理解できない。直哉の行動が理解できない。 そもそも今更明楽に対して直哉はその気が全くなかったと云える筈も無い。 最初はその気が全くなかったのだ。引き籠りの矯正の為であって、来年の夏への危機感があった故に直哉は明楽に接触した。 けれども、今は違う。明楽がその気の無かった直哉に火を点けた。スイッチを入れて仕舞った。 スイッチが入ると直哉の行動は迅速だが傍目にそれとわからないのが直哉だ。 明楽を一時の快楽に溺れさせるのは簡単だったがそれでは駄目だ。仮に直哉が明楽を監禁して自分に溺れさせても次の夏、きっと明楽は失敗する。従弟を、弟を、明楽を死なせてしまう。だから前回直哉は明楽に最後までしなかった。逃がしたわけでは無い、タイミングを計っていた。どういう風にすればこの従弟を誘導できるか、どういう風にすればこの生意気な従弟を骨まで自分の物にできるか。 鷹が獲物を狩るように直哉はその機会を見定めていた。 そしてその機会が今日だ。 そのつもりが無かった直哉をその気にさせた明楽が悪い。 直哉は一度決めると貫く男だ。そしてその直哉がその気になった。 こうなれば明楽はどうなっても直哉の物になるのが決まっている。直哉はもう明楽の骨さえ手放すつもりは無い。 無自覚は罪だが明楽はきっと永遠にそれに気付かないだろう。 直哉は明楽の脚を持ち上げてそれから下着をずらし、露わになった明楽自身を口に含んだ。 「あっ・・・やっ・・・っ、っ・・・!」 予想だにしなかった衝撃に明楽が震える。 これは想像もしなかったことだ。 前回みたいに手で触られるのかと思ったが、これはそれ以上だ。 だって直哉が明楽のものを舐めている。 指と口で、その舌で、明楽の固くなり始めている其処を舐めているのだ。 「やだっ、やだって・・・なおや・・・っ!」 信じられない感触に、未知の感覚に明楽は慄えた。だってこんなの無い。 あの従兄が、直哉が、鼻持ちならない性悪の直哉が明楽のものを舐めている。 それだけで明楽はどうにかなりそうだ。 だから怖い。 此処じゃない何処かにやられるみたいでこわい。 いやだと抵抗しようとするのに身体は力が抜けて仕舞って直哉が与える感覚を追うので精一杯だ。 びくびくと慄える明楽に「いい子だ」と云いながら直哉は明楽自身を追い上げる。 下から上へ、舌を遣って時折食むようにして、直哉が指で明楽の根本を少しきつく抑えられればいよいよ限界が近付いて、明楽は弱弱しく首を振った。 いやだ、こんなの。わけがわからない。恥ずかしい。 従兄に、直哉に追い上げられて、男同士で、こんな風にされるなんていやだ。 「やっ、いやだっ!」 嫌だと思うのに駄目だ。 腰から下が重くなってぶるぶると震えて、漏らしそうな我慢できない感覚が競り上がってきて、明楽は泣きながら達した。 「・・・っ、っ!」 勢いよく明楽が出したそれを直哉は手で受け止める。 「出したな」 「あっ、う・・・」 明楽がぶるぶると震えている。反して直哉は楽しそうに手の中にある明楽の精を握り、それからまだ明楽に残っているであろう残滓を出す為に達したばかりの明楽のそれに触れた。 「っ、や、やだっ、いやだって・・・!」 「嫌じゃないだろう?こんなにして」 明楽の前でわざとらしく直哉が明楽の吐き出した精を指に絡めれば明楽の顔が赤くなる。 他人と接するのが苦手な明楽にはこれ以上ない刺激だろう。 直哉はゆっくりと明楽を落とすことにした。これ以上ない程時間をかけて。明楽には酷であったが良いに越したことは無い。 無理矢理ではあるが直哉からすると極力優しくしてやりたい。兄心であったが、これも明楽が理解することは無いだろう。 だから溶かすだけだ。 この莫迦で愚かで可愛い従弟を直哉は溶かすことにした。 「あっ、ああっ・・・!」 びくびくとする明楽を床に横たえながら直哉は明楽のものを舐める。先程よりも敏感になった其処は舐めれば舐めるほど、舌を這わせば這わすほど直哉好みに揺れた。 明楽の口に自分の手をやり「舐めろ」と云う。 明楽は二度ほど強制的に出されれば抵抗する気力も無いのか直哉の指を素直に舐めた。 「ん、ん」 「舐めて欲しいか?」 優しく問えば明楽は首を振る。いやだ、と態度で示す。 その程度の理性はあるらしい。 直哉は口端を上に歪めながら明楽の耳を食んだ。 「気持良くしてやる」 明楽の咥内にあった己の指を外し、再び明楽の下肢を苛める。 舐めながら、明楽に舐めさせた己の指を明楽の中に宛がって、ゆっくりと解す。 今回はローションも用意したのでそれを手に馴染ませて指に流せば簡単に二本入った。 「う、あっ、っ、なおやっ・・・!」 びくん、と明楽が揺れる。それを宥めるように直哉が前を舐めれば明楽の悲鳴が漏れた。 ちゅうと直哉が先端を吸えば明楽が甘い聲を漏らす。 それに気を良くして指を増やす。キツイが、解せば大丈夫だろう。 明楽は徐々に中が解されてるなんて気付きもせずに前へ与えられる刺激に啼いた。 そういう風にしていると可愛い弟と思えるから全く明楽は性質が悪い。 「ほら、足を開け、その方がやりやすい」 「やっだ・・・!」 やりやすいと直哉が云えば明楽は反発するように足を閉じようとする。 けれども直哉がそれを許さない。指を使っていない方の腕で明楽の脚を開かせて中心に顔を埋めて明楽を追い上げれば駄目だ。 明楽がぶるぶると震えて、達しそうになる。 けれどもまだ駄目だ。 今達したらもたない。だから駄目だと直哉は明楽を追い上げるのをやめる。 その繰り返し。 「あっ、ああっ、もおやだ・・・」 いやだと弱弱しく泣くのは明楽だ。 直哉の与える快感に溺れながらも決定的な快感が得られないことにもどかしさを覚えている。 その間に直哉は明楽をこれ以上ない程ゆっくり溶かした。中に四本も指が入ればそろそろ大丈夫だろう。 「よく我慢したな、明楽」 いい子だ、と直哉が明楽に口付ければ、もうわけがわからないのか直哉の口付けに明楽が素直に応えた。 「・・・っ、ん」 「もっと気持ち良くしてやる」 何を、と明楽が問う前に直哉はローションを絡めてゴムを装着した己のものを明楽に宛がった。 「・・・っ!」 明楽がそれから逃れようと腰を引くがもう遅い。 直哉はしっかりと明楽の細い腰を掴み自身をゆっくり埋めた。 時間をかけて埋める。痛みで明楽が悲鳴を上げるが、それでも根気よく直哉は自身を挿入した。 はあ、はあと互いの浅い息が洩れる。明楽も辛いが挿入している直哉だって痛いのだ。 それでも直哉はそれをした。 時間をかけて追い詰めて、ゆっくりと。 「全部入ったぞ」 「あっ、う・・・」 はいった、と云われて明楽は何のことかわからない。 何が?何が入った?口を開く前に、直哉の綺麗な顔が良く頑張ったと笑みを浮かべて明楽は涙で霞む視界でそれを見た。 直哉、と明楽が言葉を紡ぐ前に、それは来た。 「ひあっ・・・!」 直哉が動いたのだ。 埋めていた直哉の固いそれを動かした。 それだけでも凄い衝撃なのに一気に入口付近まで抜かれて明楽の全身に鳥肌が立つ。 「やっ、な、何っ・・・!」 「力を抜け、明楽」 あきらと、直哉に云われても明楽にはわけがわからない。 わけがわからないまま再び追い上げられる。 直哉がずん、と明楽の奥にまで入ってきてそれから入り口付近まで退いてその繰り返し。 その繰り返しを何度かされると痛い筈のそれがじんじんと別の感覚になってくる。 「ああっ、アッ!」 それが快感だと気付いた頃には遅かった。 直哉が明楽の中を突く度に明楽の身体は自分の物じゃないみたいに震える。 中がぎゅう、となって直哉を締め付ける。 その締め付けに直哉は顔を顰めたけれど、明楽はそれどころじゃない。 あらぬ場所に従兄のものが出入りしているのだ。それどころじゃないに決まってる。 直哉は宥めるように明楽に沢山口付けを落としながら明楽の少し萎えた前に触れた。 やわやわと明楽自身を揉まれて中を突かれれば駄目だ。 「ひ、あっ、あっ、あっ・・・なおっ、なおやっ!」 ぞくぞくとした疑いようのない快感が明楽を襲って、明楽は泣いた。 悲鳴が嬌声に代わって、きついのにだんだんそれがヨクなってきて、たまらない。 「い、イク、いっちゃうから、もう・・・や・・・!」 やめてと叫んでも、全てが快感に飲まれる。 この頃には直哉も明楽の締め付けに呑まれそうでぞくぞくとした重い快感が直哉自身を襲った。 そして直哉はその快感に忠実に従った。 明楽の内部の締め付けに呑まれるままに放つ。 「明楽・・・ッ」 「アアッ・・・!」 ゴムをしているから中には漏れることは無いが、放つ瞬間きつく明楽の中に押し入れば、前を弄っていた指にも力が入ったのか明楽も達した。 抜いても未だ勃起している自身に直哉は苦笑しながら、半分意識を飛ばしている明楽に冷蔵庫の水を取ってやる。 「飲めるか?」 はあ、と息を漏らす明楽にそんな余力があるわけない。 直哉は水を口に含んで明楽に流し込んでやる。 明楽は小鳥の雛のように素直に直哉の水を受け入れた。それが可愛くて何度も飲ませてやる。 「少し待ってろ」 休憩だと直哉は明楽をベッドへ運んでやる。このままでは打ち身が出来そうだ。 それから手早くサーバーのチェックをして、続行のエンターキーを押す。 そして今にも眠りそうな明楽の上に直哉は覆い被さった。 「続きだ、明楽」 夜は長い。 サーバーメンテナンスはまだまだ続いている。 その言葉に明楽は身じろいで逃げようとするが逃がす直哉では無い。 数度露わにしている自身を擦って明楽の細い腰を掴み引き寄せる。 力が抜けている明楽が何かを云う前に直哉はさっさと新しいゴムを装着した自身を挿入する。 「あっ、ひぃあっ!」 「腰を遣え、好いところを探してやる」 「やっやだ、もっ・・・やだぁっ」 やだぁ、と叫ぶ悲鳴すら甘い。 快感に飲まれている。過ぎた甘い快楽に明楽は涙を流すが、直哉からすればその様さえ可愛い。 「気持良くなるのは悪いことじゃない」 悪いことじゃないと明楽の首を舌で舐めながら直哉が云えば明楽は頷いた。 わけがわからないだろうに、許されれば明楽は素直になる。 明楽のそういった性質を直哉は危ぶんでもいたが自分に向く分には大いに可愛らしいものだ。 可愛い従弟が頷くのを見て直哉は喉を鳴らしそれからぐ、と腰を押し付ければ明楽が膝をがくがくと慄えさせて直哉に手を伸ばす。 空を掴むほどに必死な様子が可愛くて直哉は明楽の手を掴み首に回させてやると肌が密着してより動きやすくなった。 徐々に卑猥な動きをする自身の腰に明楽は気付いているだろうか? くっ、と直哉は哂い、それから明楽に口付ける。 優しく甘くそれこそぐずぐずに溶かすように。 明楽の好いところを探して全身を指と舌で溶かして、舐めれば明楽は呆気なく堕ちた。 「あっ、あっ、アアッ!」 びくん、と背をしならせ達する明楽に直哉は眼を細める。 明楽の柔らかい髪がシーツに散って、汗が滴り落ちて、唾液を拭うのさえ明楽にはままならない。 「平らな胸なのに気持ち良いか?」 こりこりと立つ胸を触れば明楽は一層啼いた。 下肢を突きながら明楽の平らな胸を食み、舌を這わす。 「はっあ、むねっやだぁ!」 「気持ちいいと云うんだ、教えただろう?」 優しく諭すように云う。こういう時だけそんな言い方を直哉はする。卑怯だ。 卑怯なのに、明楽は云って仕舞う。 可愛くお強請りするみたいに、直哉に云って仕舞う。 「気持っいい・・・!」 そして本人の意図しないところで直哉に火を点けていると全く気付かずに、明楽は食べられるのだ。 ぐぐ、と直哉のものが明楽の中を掻き回して、全身が熱くてもうわけがわからないのに直哉は明楽を追い詰める。 理性なんかとっくに焼き切れて、散々気持ちいいと云わされて、もっととお強請りを要求されて、それでも直哉はその剛直で明楽を苛めた。陰険で意地悪で、なのに優しくて、ひどい。こんなの。 「あっ、あう、きもちいいっ!」 「もっと、だろ?云えるよな、明楽」 優しく云うなんてずるい。 酷いことしているのに手付きだけ優しくて、ずるい。 ずるいのに明楽は直哉に落とされる。 脚を広げて、恥ずかしい恰好で、直哉のものがあらぬ場所に出入りして、云いたくないのに、直哉の口付けが優しいから直哉の望む言葉を云って仕舞う。 「もっと・・・!」 「いい子だ」 直哉が笑い、それからまた突き上げられて、ぱん、と肌がぶつかり合って、骨が痛いくらいで、なのに直哉はゆっくりと明楽を追い詰めて溶かした。 「・・・っく、」 「ああっ!」 どぷりとたっぷりとゴムの中に吐き出されたものは明楽に向けて出されたものだ。 それがわかるだけに眩暈がしそうだ。 多分途中に何度も明楽は意識を失っている。 その度に直哉は明楽に水を口移しで与えて、明楽は素直にまるで雛みたいにそれを受け取って。 それからまたセックス。 そうこれはセックスだ。 直哉が何回したのかわからない。 足なんかもう役に立たないし、抵抗出来る気がしない。 それに直哉は優しいし。意地悪なのに、悔しいくらい優しくて、ゴムを何個空けたのか、ぐちゅぐちゅになって、唾液でぐちょぐちょになるくらいキスをして、漏らしそうなくらい我慢をさせられて、高みへ追い上げられて。 「も、もうやだぁ!」 「もう少し」 「壊れる・・・」 壊れる。壊れるに決まってる。 こんな怖いことしてるのに、直哉は優しくて意地悪だ。 「もう少し、だ、明楽」 いい子。と髪を撫でられて、キスをされれば明楽にはどうにもできない。 また直哉が入ってくる感覚に明楽は啼いた。 「あああっ、アッ!」 もう出るものも無い。勘弁してほしい。なのに達する感覚にぞくぞくして堪らない。 漏らしたかと錯覚するような達し方だ。事実明楽の先端からは勢いを失くした明楽の精が漏れているのだろう。 直哉はそれを察している筈なのに意地悪に明楽を苛む。 声も枯れて、明日には喉が痛むだろう。それでも直哉は明楽を離さない。 「何でもするから、もお、許して・・・!」 ゆるしてと懇願する明楽に、直哉は笑みを浮かべながら、それでもした。 「何でもする、とういうなら続きだろう?明楽」 「ひあ、あああっ!」 朝八時まできっかりと。 06:サーバー メンテナンスは 無事終了しました。 「俺のメンテナンスも無事終了ってそりゃねーよ!」 気付けば明楽の声はがらがらで、もう立てる気力も無い。 直哉は煙草を燻らせながらサーバーチェックの終了を確認して、それから通常に戻した。 それから他所にあるサーバーの状態も確認して、電話で二言三言指示を出してきっちり仕事を終わらせている。 「よがったくせに」 そう云われて居た堪れないのは明楽だ。 よがった、そう確かによがった。 お強請りまでさせられて、気持ちいいなんてこと云わされて。 そう断じてこれは明楽の意思じゃない。直哉に言わされたのだ。 だいたい従兄弟同士であんなこと・・・。あんなこと・・・! セックスだぞ・・・!信じられない・・・!まだ下半身どころか全身が筋肉痛みたいにじんじんする。 なのに気を抜けばあの快感が思い出されて明楽は身震いした。 「ううううううるさい!莫迦変態兄貴!俺は寝る!寝るったら寝る!触るなよ、見るなよこの変態!」 直哉は変態だ!と明楽は思う。 勿論不可抗力とは云えその変態の仲間入りを明楽は無事果しているのだがそんなことまで明楽の頭は回らない。 気付けば童貞どころか後ろの処女を奪われて、直哉に散々泣かされて、初めてが深夜二時から朝八時までってどうなのよ、と思いながらも明楽は、ぷつん、と意識を落とした。体力が限界だったのだ。 「はいはい」 直哉は煙草を燻らせながら意識を落とした従弟を今度こそ眠らせてやることにした。 岬の家には夜に家に送るとメールをして、それからこの莫迦で可愛い従弟にケットをかけてやる。 悪くなかった。疲れたが直哉にとっては心地良い疲れだ。 直哉はやっと手に入った獲物に笑みを浮かべながらその柔らかな髪にキスを落とした。 勿論明楽はそれに気付かない。気付かないから明楽なのだ。 直哉は明楽を抱き締めるようにしてそれから自身も目を閉じた。 心地良い疲れの中、手にした愚かで可愛いそれを離すまいと。 ちなみに結局挿れられるなら一度目の時に挿れさせておいたらこの話なかったんじゃと後になって気付く明楽だった。 |
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